アルディレス監督の限界 下

理由その③ ACLへのアドバンテージ
ヴェルディは昨年の天皇杯を優勝したことにより来年のACLの出場権を持っている。
もうひとつのACL出場権は今期のJリーグ優勝チームが得るのだが、リーグ優勝が決まるのは秋頃であるため、Jリーグ優勝チームに比べると天皇杯優勝チーム(ヴェルディ)は今シーズンを来年のACLを見据えながら、その準備をしつつ戦うことが出来るというアドバンテージを持っている。
しかし、そのアドバンテージを最大限に生かす為には、選手を固定して使う傾向の強いアルディレスにそのまま継続して監督をさせるより、
チーム力の上積みを行えるような監督に変えて、来年に向けての準備、即ち選手層を厚くするためのコンバート等を含む新たな戦力の発掘・育成、戦術オプションの追加を積極的に行い、来年に備えるべきではないだろうか。
また、今シーズンは優勝の目が既に(ほとんど)無いこと、シーズン終了後だと来年のACLまでの準備期間が短く、十分なチーム作りができないまま戦わざるえなくなってしまうことから、このタイミングで監督を変えるのが最適であると考える。