アルディレス監督の限界 中

理由その② アルディレスはディフェンスを整備するのが苦手である。

今シーズンのヴェルディは特に失点が多く、改善される様子もなかなか見えてこない。
失点が多い原因は選手にもあると思うが、アルディレスの守備戦術を整備する能力に乏しいことが起因となっているではないだろうか。

以下、過去のぴあトークバトルから(中西哲生のコメントなのでいまいち信頼性がないけど・・)

中西:エスパルスペリマン(元清水エスパルス監督)とやっていた時は良かったんですよ。
アルディレス監督って練習でゲームしかやらないのね。
清水の時はペリマンがディフェンスをトレーニングして、アルディレスが攻めをトレーニングしてたんです。
その時はバランスもすごく良かったんだけど。
アルディレスひとりになると、攻めはいいけど後ろは崩壊していますからね。
俺は去年も崩壊していたと思っています。
メンバーはほとんど日本代表クラスなのに、ガタガタですよ。
金子:昨シーズンなんて、高木義成の神がかりなセーブで守ったようなものだもんね。
中西:特に外からのボールにやたら弱い。
一番基本なんですけど、外から攻められて何が厳しいかって言うと、中の選手を見ながら、センタリングをする選手を見なくちゃいけないんですよ。
それを裏から来ても表から来てもいい状態に保って、いいポジションをとっていることが大事なのに、誰も見てなかったからね。
宮澤:こういう遊びの多いチームが、得点力だけで天皇杯優勝しちゃったっていうのは、たまらなく面白かったよね。
金子:凄かったですよね、ボールを回して回して。

本当はマリノスの2000年について語っているところを何ヶ所か変えてみたのだがどうだろうか? 今のヴェルディに当てはめてもほとんど違和感がないのではないか。

次にサッカー批評最新号でエスパルスの澤登がアルディレスについて述べている所があったので一部抜粋。

アルディレス監督の時はプレー的にやりやすかったですね。でも、練習の内容は一番単純でした。彼の何が良かったのかというと、選手を持ち上げる『言葉』が良かったんですよ。〜略〜今思うにアルディレスペリマンが一緒だったのも良かったんですね。ペリマンは結構繊細なんですよ。アルディレス楽天的で『何とかなるよ』というタイプでした。」

最後にアルディレスが横浜Fマリノスの監督だった時の得失点差推移

シーズン 得点 失点 得失点差
99(就任前) 61 35 +26
00年1st 31 21 +11
00年2nd 24 24 +-0
01年1st 13 24 -11